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カテゴリー「本多孝好」の8件の記事

2008年12月22日 (月)

チェーンポイズン(本多孝好)

チェーン・ポイズン Book チェーン・ポイズン

著者:本多 孝好
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

元職員に続いて講談社100周年記念の書き下ろし100冊の1冊。

読後の感想としては、もう完全に騙されてました・・・
信じきっていたものが崩壊した感じです。

何の変哲もないOLがある日、死にたいと願う。
「本当に死ぬ気なら、1年だけ待ちませんか?
ちょうど1年後またここに来れば、1年間頑張ったご褒美をあげましょう。」
なーんて言葉に乗せられて1年間を生きてしまうのです。

そしてもう一人。
とある雑誌記者は奇妙な自殺の連鎖を取材し始める。
共通点は毒物の種類と絶望から死ぬまでの期間の長さ。

この二つの視点で交互に物語は進んでいく。
そして交錯し、からまりあっていく。

もうどっぷりとハマリましたよ。

この女性がまた、ちょっとズれていてそれがまた良いのですよ。
そして記者は悪くなりきれない優しさみたいなものが滲み出ているし。

そして気づいたときには、もう遅かったのですよ。
「あ~」とか、「え~」とか言葉は様々でもつぶやいてしまいます。

次作をもっともっと期待してしまう・・・。

2008年10月27日 (月)

ALONE TOGETHER(本多孝好)

ALONE TOGETHER (双葉文庫) Book ALONE TOGETHER (双葉文庫)

著者:本多 孝好
販売元:双葉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

医学生を辞めた柳瀬は医学部の教授に会いに行く。
教授に頼まれたの内容は
「自分が殺してしまった患者の娘さくらを守って欲しい。」

柳瀬は人の波長に同調して心の奥の澱を吐き出させる能力を持つ。

なんとなくミステリーで始まったこの物語は
次第に人間とは何ぞやという領域に踏み込んでいく。

そして究極としては”人間はひとりなんだ”と気づく。

題名はそんなところから来ているのだろう。
誰かと一緒にいたところで一人・・・。

話的にはキレイに終わっているので
どちらかというとスッキリしているのだが
途中色々と考えさせられた。

本多氏の新刊でないかしら?

2008年10月17日 (金)

Fine days(本多孝好)

FINE DAYS (祥伝社文庫) Book FINE DAYS (祥伝社文庫)

著者:本多 孝好
販売元:祥伝社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「Fine days」
「イエスタデイズ」
「眠りのための暖かな場所」
「シェード」

以上4編の短編集。

恋愛小説でありながら、どこか不思議世界の雰囲気を含んでいる。

なかなかステキな4編でしたが
表題作の「Fine Days」が一番スキだったかな。

どこかミステリアスな転校生の女の子と
ボクが出会うシーンが何ともいえない。

女子のトップの女の子とボクの会話も
シャレた感じが良かったと思う。

全体を通して
会話がすごくシンプルだけど的を得たような感じなっていた。

そしてラストシーンでは切なさが際立っていた。

他の3編も巧く構成されていて
ドキドキしたり、ハラハラできる短編でした。

うむ。あと本多さんの本で言えば
一冊のみ残っているがこちらも読んでみるしかないな。

2008年10月 8日 (水)

MOMENT(本多孝好)

MOMENT (集英社文庫) Book MOMENT (集英社文庫)

著者:本多 孝好
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「FACE」
「WISH」
「FIREFRY」
「MOMENT」

人生の最後にあなたは何を願いますか?

主人公神田は、葬儀屋の友人森野から紹介された
病院の清掃バイトの傍ら、
死を目前にした人の最後の願いを叶えるという4編の短編集。

この主人公神田が妙に淡々としていて
それでいて心の根っこの部分は熱い感じがあって良かった。

そして神田と森野のやりとりは
どこか達観しているようなムダを省いた会話でスキだった。

どこか淋しい話なのだが
最後にはどこか神田に救われる。

これは文章のシンプルさなのか?
それとも神田の人柄なのか・・・。

この4編を読むうちに
人が最後を迎える瞬間てどんなものか想像するようになった。

さて、私は最後に何をかなえてもらおうか?

2007年12月 4日 (火)

正義のミカタ-Ⅰ’m a loser-(本多孝好)

正義のミカタ―I’m a loser Book 正義のミカタ―I’m a loser

著者:本多 孝好
販売元:双葉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

久々に本多孝好の本を手に取った。
正直表紙からして期待はしてなかった・・・。

なんの本だ?的な疑問に駆られて。

でもでも、これは面白い青春小説でした。

主人公は高校時代をいじめられっ子で過ごしていたが
大学に入ってまもなく「正義の味方研究部」に入部する(?させられる?)

この正義の味方研究部の面々は大学内のトラブルを
ひっそりとしかしきっちりと解決していく。

そんな仲間に誇りを感じていた主人公亮太。
好きになりかけたクラスの女子がいじめっこだったと知る・・・。

正義の味方とは?みたいな正統派でありながら
主人公は正義に悩む。

もう青春街道をひた走っています。
読むほんも若返った感じがして気持ちがよかったなぁ。

ラストは亮太なりのかっこ良さ(?悪さ?)を見つけ
人として生きていけそう・・・。

それにしても久々の本多さんはやはり
次を読ませそうな面白さを感じた。

2007年5月 8日 (火)

MISSING(本多孝好)

Book MISSING

著者:本多 孝好
販売元:双葉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「眠りの海」
「祈灯」
「蝉の証」
「瑠璃」
「彼の棲む場所」

5編の短編集。
どの短編もすんなり肌になじむ感じ。
でもミステリーか?このミス10位だったらしいけど。

それにしても物語には引き込まれた。

全体的に死をテーマにしているようで、
生と死を意識せずには読めないが
それでいても中々サワヤカナ読後感がある。

この中で特に好きだったのは「瑠璃」
とても愛しくて切ない物語だった。
素敵なナゾナゾでお互いの関係を深める。

読んでみて欲しい作品でもあり、
違う作品を読んでみたいと思わせる作品でもある。

2007年3月29日 (木)

真夜中の五分前 side-A(本多 孝好)

真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-A Book 真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-A

著者:本多 孝好
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

やっぱり気になったので読んでみました。side-A。

おー話がつながった。って感じです。

単独で読んでも違和感はないが、
両方読んだほうがいいですね。

side-A
主人公が水穂との別れからかすみと出会うまで。
side-B
かすみが死んで二年後からゆかりとの再開。

なんとも言えないふんわりとした読み心地。

side-A
恋愛ものでありながら、恋愛が登場しない。
偽者の恋を拾っていく主人公。最後に恋愛の兆しが?
side-B
Aの兆しは本物だったのか?それともやはり偽者だったのか?

なんか切なくなりますね。

ところで
砂漠で毛布を売らないかという野毛社長結構スキです。
あとはバーテンの恋愛話。結構スキです。

そうなんですよね。他の恋愛話はでてくるのに・・・。
主人公だけが恋愛をしていないとは・・・。

2007年3月23日 (金)

真夜中の五分前 side-B(本多 孝好)

真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-B Book 真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-B

著者:本多 孝好
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

やってしまったよ・・・。
I LOVE YOUの「Sidewalk Talk」
LOVE or LIKEの「DEAR」を読んで
何気なく手にしてしまった。

読み終わってから気づいた!
side-Bじゃないか! side-Aもあるじゃないか。

そして当然のようにside-Aの続きが side-Bらしい。

うーむ。
単独の物語として読んでいたので
特に違和感を感じないのではあるが、
やはり順番に読むほうが望ましいよなぁ・・・。

ちょっとがっかりしてしまった。
どうしよう。side-A。今から読むべきか?