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カテゴリー「村上春樹」の8件の記事

2009年6月 8日 (月)

さよなら、愛しい人(レイモンド・チャンドラー/村上春樹訳)

さよなら、愛しい人 Book さよなら、愛しい人

著者:レイモンド・チャンドラー
販売元:早川書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「ロング・グッドバイ」に続いてのチャンドラーの村上春樹訳。

世間では1Q84が品切れ状態のようですが・・・。
私はゆったりとこちらを読んでみました。

全体を通してはハードボイルド感が漂っていますが
「ロング・グッドバイ」の方がカッコ良かったかな・・・。

会話のやりとりなどはシャレていて
なかなか良かったのですが
村上春樹自身が指摘しているようにチャンドラーが
描写をややこしくしているのかもしれません・・・。

それでも名作と呼ばれるものを
村上春樹訳で読むというのに最近なれてきたせいか、
楽しんで読めました。

今後も増えていくと思われる翻訳ものを
順次呼んでいくことで時代を感じるのかもしれません・・・。

2008年4月21日 (月)

ティファニーで朝食を(トルーマン・カポーティ/ 村上春樹訳)

ティファニーで朝食を Book ティファニーで朝食を

著者:トルーマン・カポーティ
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

かわいらしいティファニーブルーの表紙。
否が応でも目に入ってくる。

「ティファニーで朝食を」
「花盛りの家」
「ダイアモンドのギター」
「クリスマスの思い出」

「ティファニーで朝食を」は中学くらいの時に
読んだという記憶だけが残っている。

ストーリーも覚えてない。映画も見ていない。
ということで折角村上春樹氏が訳したのですから読んでみる。

以前のイメージでやはり文体が非常に古いのを感じていたが
今回はそんなイメージは吹き飛んでいた。

最近書かれたまったく新しい小説です。って言われても
違和感がなかった。

これは訳に依存しているのだろう。

ティファニーブルーの表紙を開いてみると
ホリー・ゴライトリーという女性の魅力が存分に現れている。

それはあたかもティファニーブルーの箱を開いてみると
銀の輝きが心くすぐるのと同じよう。

そんな素敵な本に会ったような感じです。

2008年2月 1日 (金)

象(レイモンド・カーヴァー/村上春樹訳)

象 (村上春樹翻訳ライブラリー c- 8) Book 象 (村上春樹翻訳ライブラリー c- 8)

著者:レイモンド・カーヴァー
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「引越し」
「誰かは知らないが、このベッドに寝ていた人が」
「親密さ」
「メヌード」
「象」
「ブラックバード・パイ」
「使い走り」

正直に言うと、まぁ私には難しかったような気がする。

改訳したということなのだが、
やはり文章は難解であったと思う・・・。

それでも最後の短編「使い走り」には
チェーホフの最期が描かれているのだが
村上春樹の解題によればカーヴァーは自分に重ねていたという。

この作品の重さみたいなものが伝わってきた気がする。

この本はカーヴァーの思いを、村上春樹の解題によって
少しでも近くに感じることに意味がある気がする。

また、もう少し年をとり晩年のカーヴァーに近づいたとき
読み返してみたいと思った。

2007年8月13日 (月)

ロング・グッドバイ(レイモンド・チャンドラー/村上春樹訳)

ロング・グッドバイ Book ロング・グッドバイ

著者:レイモンド・チャンドラー
販売元:早川書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

やっとのことで読み終わった。何せ重いから進まなかった。
気軽に通勤電車で読むものではないようである。
毎日持ち歩いても進むのは数十ページ・・・。泣けてくる。

それでもかろうじて読了。

「長いお別れ」も読んでいないので今回が初読。
もちろん原文なんて読むことを望みもしませんが。

読み進めていくうちに
会話のカッコ良さや、人物のカッコ良さが気に入った。
キザで全てを語らないハードな感じがよい。

マーロウにちょっと惚れてしまいそう。
全てをあきらめてしまったような男なんだろうな・・・。

物語的にも楽しめた。
矢作俊彦の「The Wrong Goodbye」で予習したのもあるけどね。

それでもかなり戸惑うのは時代。
時代を超えた名作なんだろうけど、私には少々古かった。

新訳といわず、現代版でも書いてくれればいいのに。
まぁいろんな所でオマージュされているようで
それは特に出さなくてもいいか。

2007年5月 2日 (水)

1973年のピンボール(村上春樹)

1973年のピンボール Book 1973年のピンボール

著者:村上 春樹
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

中村航の初期の三部作の第二部を読んだので
村上春樹の初期の三部作でもと第二部。

「風の歌を聴け」を読んでから既に1ヶ月。
第二部では僕と鼠は交わらない。

僕はピンボール求めピンボールコレクターを訪れる。
そこで再会する3フリッパーのスペースシップ。
そして一緒に暮らしていた双子の姉妹は去っていく・・・。

ピンボールとの再会での会話が心を打った。
出会っても遊ばない僕の気持ちがわかる気がした。

鼠も悩むし・・・。

青春て結局はこういうことなんだろうという
気持ちにさせてくれる。

2007年3月19日 (月)

風の歌を聴け(村上春樹)

風の歌を聴け Book 風の歌を聴け

著者:村上 春樹
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

私の村上春樹との出会いはノルウエーの森から始まっていた。
あまりにも流行った当時に読んだからで、
それ以前の作品には手を出していなかった。

実際には海辺のカフカからしばらくは遠ざかっていた。

キャッチャーインザライで戻ってきたが
その後も中々読めなかった・・・。

それでこの前のアフターダークで
読んで見る気になった。

そこでデビュー作ということで
初読の「風の歌を聴け」

あっさりとした文章で読み進める。
そして、読後感がさわやかに残る。

妙に新鮮な文章だった。

これから順番に読んでいこうかな。

2007年3月13日 (火)

グレートギャツビー(スコット・フィッツジェラルド/村上春樹訳)

グレート・ギャツビー Book グレート・ギャツビー

著者:スコット フィッツジェラルド,村上春樹
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

彼これどれくらい前だろう?
「華麗なるギャツビー」を文庫本で読んだ記憶がある。
中学生とかそれくらいの時期だった。

あまり印象に残っていなかった。

それもそのはず、今回読んで見て思った。

今でもその時代の背景はつかみづらい。

それでも主人公ギャツビーの年を超え
多少なりとも恋愛の経験をしてきた。

男と女の機微というかなんというか。
そういうものが読んでいて分かる部分が増えた気がする。

表面上の華やかさと、最後に見せる切なさ。
悲しい物語だったんだ・・・。

オールドスポート。
それはギャツビーがニックに向けた親しさだったのだろう。
最後まで一緒にいてくれたオールドスポート。

2007年2月15日 (木)

アフターダーク(村上春樹)

アフターダーク Book アフターダーク

著者:村上 春樹
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

久々に村上春樹の本を手にとって見た。
ちょっと違ったテイストを味わいたくて・・・。

いざ読み始めると
冒頭から引き込まれるように
一気に読んでしまいました。

話はマリとエリの兄弟。(エリは目を覚まさない)
それから高橋(ジャズバンドの青年)
を中心に進んでいきます。

進んでいくといっても
読者はカメラの目線を通して物語を読んでいきます。

でも、それがまた
風景が頭に浮かび、自分の目線で語られているよう。

うーむ。
もう1回全作品読み直してみるのも
いいかもな~。