オリンピックの身代金(奥田英朗)
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オリンピックの身代金 著者:奥田 英朗 |
500ページ強、2段組の長編サスペンス。
時代は1964年東京オリンピック。
これが実に昭和の匂いがプンプンする作品でした。
私はまだ生まれていない時代ながらも
この時代はこうだったのだろうという気持ちにさせられる。
そして背景とは別の本来のサスペンスもなかなか楽しめました。
少しの時間軸のズレで交互に展開される
事件後と事件前の物語の入り繰りが絶妙に楽しめる。
高度成長期のまっただなかで、極貧の生活を強いられる労働者たち。
その中でも東大に通いながらも兄を過酷労働の末になくした主人公は
オリンピックに敵意をむき出しにしていく。
そして追う刑事、オリンピック警備幕僚長の息子・・・
それぞれの立場でオリンピックを守ろうとする。
久々のシリアスな奥田さんだったが
非常に楽しめた作品でした。




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