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カテゴリー「奥田英朗」の4件の記事

2009年1月14日 (水)

オリンピックの身代金(奥田英朗)

オリンピックの身代金 Book オリンピックの身代金

著者:奥田 英朗
販売元:角川グループパブリッシング
Amazon.co.jpで詳細を確認する

500ページ強、2段組の長編サスペンス。
時代は1964年東京オリンピック。

これが実に昭和の匂いがプンプンする作品でした。

私はまだ生まれていない時代ながらも
この時代はこうだったのだろうという気持ちにさせられる。

そして背景とは別の本来のサスペンスもなかなか楽しめました。

少しの時間軸のズレで交互に展開される
事件後と事件前の物語の入り繰りが絶妙に楽しめる。

高度成長期のまっただなかで、極貧の生活を強いられる労働者たち。
その中でも東大に通いながらも兄を過酷労働の末になくした主人公は
オリンピックに敵意をむき出しにしていく。

そして追う刑事、オリンピック警備幕僚長の息子・・・
それぞれの立場でオリンピックを守ろうとする。

久々のシリアスな奥田さんだったが
非常に楽しめた作品でした。

2008年3月 5日 (水)

家日和(奥田英朗)

家日和 Book 家日和

著者:奥田 英朗
販売元:集英社
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「サニーデイ」
「ここが青山」
「家においでよ」
「グレープフルーツ・モンスター」
「夫とカーテン」
「妻と玄米御飯」

家であったり家庭であったりを題材にした
6編の短編集。

ほんわかストーリーに楽しさを感じる。
あ~あるある、とか、近所にいそうだな、とか。

ネットオークションにハマる主婦だったり
会社が倒産したので家事に専念する主夫だったり
別居中に部屋を改造して自分好みに変える男だったり
内職の合間のささやかな非日常に夢を描く女だったり
夫が事業を始めるたびに才能が覚醒する妻だったり
妻の趣味をユーモアのネタにしようとする作家の夫だったりする。

もうこれだけでバラエティーに富んでいる。
それで居て家庭が暖かく感じられるストーリー。

やっぱりこの人は状況を切り取るのがウマイと思う。

2007年5月22日 (火)

町長選挙(奥田英朗)

町長選挙 Book 町長選挙

著者:奥田 英朗
販売元:文藝春秋
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精神科伊良部の第3弾。
「オーナー」
「アンポンマン」
「カリスマ稼業」
「町長選挙」
の4編の収録。

読むきっかけはやはり白鳥・田口のコンビによる。

精神科と薄暗い診療室が田口先生と。
そしてその行動の変人ぶりは白鳥と。
うむやっぱり錯覚じゃなかったんですね。

伊良部は健在で相変わらず
意味不明な行動で治療してしまう。

ホントは全部分かってる???
そんな風に感じさせる伊良部って凄い。

でも、少々残念だったのは前ほどインパクトがない?
やはりシリーズものとしてネタ切れですかね。

マユミちゃんもなんとなくパワーダウンしたような・・・。

それでもまた出たらまた読んでしまいそうではあるが。

2007年1月16日 (火)

ガール(奥田英朗)

ガール Book ガール

著者:奥田 英朗
販売元:講談社
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30代。OL。文句ある?
て言葉が妙になじむこの作品。

30代OLを主人公に5編の短編で5人の”ガール”が登場する。
”ガール”は短編のひとつのタイトルでその主人公は
いつまでも”ガール”だっていいじゃない的な女性。

ボクは男なのでわかりませんが、
女性はみんなガールでいたいんですよね?

そんな気持ちを感じるこの作品は
男が読んでも楽しめる。

読後はさっぱりとして気分がいい。

今日から隣のデスクの女性をガールとして
見てみようかな?