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カテゴリー「横山秀夫」の8件の記事

2009年3月 9日 (月)

深追い(横山秀夫)

深追い (新潮文庫) Book 深追い (新潮文庫)

著者:横山 秀夫
販売元:新潮社
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「深追い」
「又聞き」
「引き継ぎ」
「訳あり」
「締め出し」
「仕返し」
「人ごと」

以上7編の短編集。

なんだか久々に横山秀夫を読んだ気がする。

やはり人情系の警察モノなのですが
舞台は三ツ鐘署という職住一体感の強い警察署でのできごと。

どこか物悲しいような話で
警察という人を感じさせられた一冊だった。

そういえば出版される予定だった
64はどうなってしまったのだろうか?

2008年6月23日 (月)

看守眼(横山秀夫)

看守眼 (JOY NOVELS) Book 看守眼 (JOY NOVELS)

著者:横山 秀夫
販売元:実業之日本社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「看守眼」
「自伝」
「口癖」
「午前五時の侵入者」
「静かな家」
「秘書課の男」

以上の6編の短編集。
どの話もウマくまとめて、しっかりとオチている。

人は結構ずるがしこくて、己の利益とかを
心のどこかで優先してしまったりするんだろうなと感じさせる。

「犯人は日に日にギラギラしていく。」
という言葉一つにこめられる意味だったり。

日常で見逃しがちなちょっとしたキッカケが、
人生を大きく左右させていく。

周りの人を良く見ておかないと
自分も巻き込まれていくかもね・・・

2008年6月 2日 (月)

動機(横山秀夫)

動機 (文春文庫) Book 動機 (文春文庫)

著者:横山 秀夫
販売元:文藝春秋
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「動機」
「逆転の夏」
「ネタ元」
「密室の人」

以上4編の短編集。
警察モノかと思っていたが主人公はそれぞれに
2世警察官、出所後の殺人犯、女性新聞記者、裁判官。

どの話もウマイ。
短編ならではのオチがしっかりとしていて
そのオチで読者は考えさせられてしまう。

そして切ないんですよね~これまた。

ミステリーとしての要素は多分に満たしながら
それでいて人間像が際立っている感じがしたな。

みんな人間なんだという人間くささが
随所に表れている気がした。

個人的に好きだったのは「密室の人」かな。
ミステリにして夫婦というものを考えさせられた。

2008年4月16日 (水)

臨場(横山秀夫)

臨場 (光文社文庫 よ 14-1) Book 臨場 (光文社文庫 よ 14-1)

著者:横山 秀夫
販売元:光文社
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「赤い名刺」
「眼前の密室」
「鉢植えの女」
「餞」
「声」
「真夜中の調書」
「黒星」
「十七年蝉」

8編の警察の検視官の短編集。
主人公の倉石は「終身検視官」の異名をとる。

ところが主人公といっても、
倉石の視点で書かれているわけではない。

部下であったり、上司であったり
或いは新聞記者であったりが主人公となり
倉石を外から見るという体裁になっている。

なんというか倉石という人物がスゴイ。
その検視力といか、現場から真実を見極める眼力。

その中でも
「黒星」とかは倉石の人情というか
心意気みたいなものが描かれていて結構好きだな。

続編に続くと面白そうな主人公なのに
どうも倉石には先がないらしい。

どうなることやら。

2008年1月 9日 (水)

出口のない海(横山秀夫)

出口のない海 (講談社文庫) Book 出口のない海 (講談社文庫)

著者:横山 秀夫
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

敗戦間近の日本で人間魚雷として
出陣していく青年の話。

映画化もされているが映画は見ていない。

主人公の並木は職業野球もめざしていたが
肘の故障で大学野球でもレギュラーをとれず燻っていた。

そんな中で陸上部で走る道がなくなってしまった北と出会う。

なんだろうか?この小説は。
戦争小説というには戦争のシーンは極力減らされている。

描かれているのはその時代を生きた人であり
その心情であったような気がする。

日本人がどんな思いで戦争に向かっていってたのか?
そして残された者たちにとってはどうだったのか?

いろいろと考えさせられる小説だったと思う。

2007年8月20日 (月)

ルパンの消息(横山秀夫)

ルパンの消息 (カッパノベルス) Book ルパンの消息 (カッパノベルス)

著者:横山 秀夫
販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ルパンという喫茶店にて3人の高校生が
期末テストを盗む計画を考えた。

学校に忍び込んでいたその夜に
女性教師が自殺していた。

その女性教師は殺人だったという
一本のタレコミから捜査を開始するが
時効まであと24時間。

伝わってくる緊迫感。
次々に明らかになる事実。

3億円事件とからめることで
事件の謎を深くしている。

横山秀夫のデビュー作ということだが
未刊のまま15年の時効を目の前にして
発売されたらしい。

この15年の間に世間は変わってしまったが
作品の面白さは変わらなかったようでよかった。

2007年3月15日 (木)

震度0(横山秀夫)

震度0 Book 震度0

著者:横山 秀夫
販売元:朝日新聞社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

クライマーズハイの日航機墜落事件に続き
今回は阪神淡路大震災の裏で起こる事件。

阪神淡路大震災と平行してN県警で起こった、
警務課長の失踪という「激震」

それぞれの思惑。私利私欲。
失踪の心配よりも興味があるのは自分の責任問題と昇進のみ。
警察幹部のキャリア組とノンキャリ組の対立。

また、
官舎で起こっている奥様同士の駆け引き。

読んでいて腹が立ってくる!!
そんな警察内部の裏事情。

N県で起こった激震は震度ゼロ。

一気に読みぬける展開に
最後まで目が離せない。

目の前にある激震は?

2006年12月26日 (火)

クライマーズ・ハイ(横山秀夫)

クライマーズ・ハイ Book クライマーズ・ハイ

著者:横山 秀夫
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

この本は読み始めるとすぐに引き込まれた。

1985年に起こった日航機墜落事故を元に
遺族のために記事を書くという熱い思いを胸に
全権日航デスクとして奮闘する記者の小説。

その脇で自分の家族と向き合えない悲しさ
それを乗り越えるために・・・。

墜落事故当日に原因不明の死を迎えた友人の
「下りるために登る」という言葉の意味を
探すために最後に山に登る。

クライマーズ・ハイという山登りの興奮状態を
見事に感じるドラマ。