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カテゴリー「恩田陸」の11件の記事

2009年8月17日 (月)

六月の夜と昼のあわいに(恩田陸)

六月の夜と昼のあわいに Book 六月の夜と昼のあわいに

著者:恩田 陸,杉本 秀太郎
販売元:朝日新聞出版
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「恋はみずいろ」
「唐草模様」
「Y字路の事件」
「約束の地」
「酒肆ローレライ」
「窯変・田久保順子」
「夜を遡る」
「翳りゆく部屋」
「コンパートメントにて」
「Interchange」

以上10編の短編小説。

色々な小説形式を集めたということで
かなりバラエティに富んでいます。

その所為もあるとは思うのだが
かなり好き嫌いが分かれるような気がする。

まぁ10作品もあれば、好き嫌いが分かれるか・・・。

でも、全体的には楽しめたと思う。

こうやって軽く恩田作品を読めるというのも
一つの楽しみなのかもしれない。

「酒肆ローレライ」なんて最高に面白かったしね。

「窯変・田久保順子」とかは結構先が読めるんですが
これはこれで面白かったです。

自分の好きになれる短編を見つけてみてはどうでしょう?

2009年6月19日 (金)

訪問者(恩田陸)

訪問者 Book 訪問者

著者:恩田 陸
販売元:祥伝社
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湖畔に佇む洋館に亡くなった映画監督の取材に
記者とカメラマンがやってくるところから物語りは始まる。

この設定からしてかなりミステリー要素が満載である。

館モノであり、湖畔モノであり
しかも亡くなった映画監督にまつわる数々の謎が
徐々に明らかにされていく・・・。

「訪問者に気を付けろ」という不気味な
手紙が届き、疑われる記者。

さらに登場する訪問者。

訪問者は誰なのか?
事故なのか?
殺人なのか?

ラストに向けて話は転がっていく・・・。

2009年3月27日 (金)

ブラザー・サン シスター・ムーン(恩田陸)

ブラザー・サン シスター・ムーン Book ブラザー・サン シスター・ムーン

著者:恩田 陸
販売元:河出書房新社
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楡崎綾音、戸崎衛、箱崎一の3人による
回帰小説とでも言うのでしょうか?

高校時代の思い出を胸に大学生活を
社会人の今回想するという青春小説なのです。

大学時代に3人はそれぞれに
本、音楽、映画に没頭していた日々を思い出し、
そしてそれ以前に3人で体験した
高校時代のある日まで遡る。

3人がが交錯し、離れていく。
人生の岐路みたいなものもテーマになっているのだろうか。

フワフワ感が漂う小説で
心地よく読めてしまう。

そして、青春時代ってこうだったなぁ~
と自分も回想を始めてしまう。

2008年11月14日 (金)

きのうの世界(恩田陸)

きのうの世界 Book きのうの世界

著者:恩田 陸
販売元:講談社
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なかなかの分厚さのごつい本です・・・
ちょっと通勤時の読書には苦労しましたが読了。

一人の男が水無月橋が殺されているのが見つかった。
男は一年前に送別会を最後に失踪して男だった。

ここからミステリーぽく始まっていくのだが
特異なのは「あなた」という二人称で書かれていること。

これは読者の体験モノ?と思いつつ
次の章に行くと目線が変わっている。

次々に目線を変えつつ殺人事件の真相に迫っていく
近づいているのか?遠ざかっているのか?

次第に殺人事件の謎ではなく、町の謎に近づいていく。

ずいずいと引き込まれるように読み進めていく
徐々に近づいている感じを受けながらも
ラストへの期待が高まっていく・・・。

そしてラスト。
ある意味驚愕。

2008年10月29日 (水)

不連続の世界(恩田陸)

不連続の世界 Book 不連続の世界

著者:恩田 陸
販売元:幻冬舎
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「木守り男」
「悪魔を憐れむ歌」
「幻影キネマ」
「砂丘ピクニック」
「夜明けのガスパール」

音楽プロデューサーの塚崎多聞を中心人物とし
様々な地方での不可思議な世界を描いた短編集。

ちょっとホラーであり、ちょっとミステリー。
そして周りの風景は旅モノに通じるものがある。

連続しない現実に謎が生まれる。
そのキレた部分はどこまでが現実なのか・・・。

なかなか面白い(怖い)短編集だった。
人の思い込みであったり、視点であったりという部分が
かなりあやふやなものなのだと感じた。

幻影キネマとか結構スキだったなぁ。
尾道の雰囲気が感じられて得した気分だし。

2008年10月10日 (金)

ユージニア(恩田陸)

ユージニア (角川文庫 お 48-2) Book ユージニア (角川文庫 お 48-2)

著者:恩田 陸
販売元:角川グループパブリッシング
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久々の恩田作品を文庫で。

とある金沢の名家で米寿の祝いを行った際に出された
飲み物は毒入りだった。

この毒入りのビールとジュースを飲んだ17人は死んだ。
そして生き残ったのは2名。

この事件から10年後、現場近くに住んでいた少女は
大学生になり事件を詳細に追っていく。

そしてその記述が出版された「忘れられた祝祭」。

さらに年月が経ち、「忘れられた祝祭」さえ忘れられた頃
再び事件はクローズアップされていく。

謎に包まれた謎。様々な角度の証言。明かされない事実。

あ~、なんだかスッキリしなかったよ。
でも、不思議な世界観が生まれたような気もするな。

ちなみに金沢が舞台なのだがこれもイニシャルになっている。
私は祖母の家が金沢だったのでなんとなく町並みが脳裏に浮かんだ。

2007年10月16日 (火)

チョコレートコスモス(恩田陸)

チョコレートコスモス Book チョコレートコスモス

著者:恩田 陸
販売元:毎日新聞社
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恩田さんの短編集に少々不満を残したので
長編モノに挑戦してみることに。

これは読みはじめから引き込まれた。

不思議な少女は誰なのか?

そして芸能エリート家系の東響子は
どこに向かうのか?

でてくる登場人物が皆それぞれに魅力的。

幻の演出家が手がける極上の舞台の主役を
得るための4人の女優たちのひそやかなる戦い。

2つのオーディションを通じて
それぞれの女優の人間性が現れていく。

いや。ホントに読みいりました。
舞台を見上げている脚本家の目線で進んでいく。

もう目の前で演劇が行われているような
錯覚にとらわれていく。

やっぱりこの人はじっくり読ませたほうが
面白いと思うのはわたしだけなのでしょうか?

2007年10月 9日 (火)

朝日のようにさわやかに(恩田陸)

朝日のようにさわやかに Book 朝日のようにさわやかに

著者:恩田 陸
販売元:新潮社
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恩田陸の短編集。短編集は珍しいらしい。
以下14編がつまっている。

短いものは3ページから
長いものでも40ページくらいまで。

「水晶の夜、翡翠の朝」
「ご案内」
「あなたと夜と音楽と」
「冷凍みかん」
「赤い毬」
「深夜の食欲」
「いいわけ」
「一千一秒殺人事件」
「おはなしのつづき」
「邂逅について」
「淋しいお城」
「楽園を追われて」
「卒業」
「朝日のようにさわやかに」

正直にいうと、あまり楽しめなかった。
なんかバラバラだし、読みにくさがあった。

ここまでごちゃまぜに作られても
ちょっと読み手としてはしんどいかも。

それでも、好きな話しとかは実際にはある。

「おはなしのつづき」とかはショートで楽しめた。

他はどうかな?長編にして
面白そうなネタはあったけどね。

やはり長編向きの作家さんじゃないのかな?

2007年9月18日 (火)

木洩れ日に泳ぐ魚(恩田陸)

木洩れ日に泳ぐ魚 Book 木洩れ日に泳ぐ魚

著者:恩田 陸
販売元:中央公論新社
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一組の男女が明日には引っ越す家で
最後の晩餐ならぬ、最後の酒宴を開く。

そんな閉じられた世界で、
過去から現在までの時間を展開していく。

話しは一人の男に焦点が当てられているが、
そこから波及する事実(真実)が明らかになっていく。

もう、表紙では想像できない世界でした。

なんかノンビリとした小説なのかと思ったのですが
これが結構ドキドキで読み進めていける。

なんか少しづつ明らかになっていく事実が
とても穏やかではない。

なんか久しぶりの恩田作品でしたが
これは結構楽しめました。

2006年12月18日 (月)

六番目の小夜子(恩田陸)

六番目の小夜子 Book 六番目の小夜子

著者:恩田 陸
販売元:新潮社
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ずいぶんと久しぶりの更新になってしまいましたが

前回の夜のピクニックを読んで恩田陸の原点は?
ということで六番目の小夜子を読むことに。

物語的にはとある進学校に10年以上も受け継がれる
「サヨコ」という伝統?儀式。
3年毎に「サヨコ」を演じなければならないという。
そんな折にやってきた
不思議な転校生は小夜子という名前。

ホラーに近い味わいの小説になっている。
前回のファンタジーに近い味わいからは程遠いが、
それでも物語には引き込まれていった。

2006年11月30日 (木)

夜のピクニック(恩田陸)

夜のピクニック Book 夜のピクニック

著者:恩田 陸
販売元:新潮社
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第2回本屋大賞受賞で映画化もされ、
なんとなく読んでみようかなと手にとってみた。

高校生の青春ストーリー。といっても
夜通し歩きという行事の淡々とした物語。

それでも主人公の2名に徐々に感情移入して
応援してしまっている自分がいた。

なんか懐かしい気分を味わえる作品で
疲れたときに読むと良いかも。