完全恋愛(牧薩次)
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完全恋愛 著者:牧 薩次 |
表扉を開くとこんな文章を目にする。
他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶ
では
他者にその存在さえ知られない恋は完全恋愛と呼ばれるべきか?
そう。これは完全に存在さえ知られない完全恋愛なのだ。
でも、それに気づくのはもっと先の話。
一人の男の歴史を追いながら、三つの事件が展開されていく。
主人公の画家である本庄究は最初疎開している少年として登場する。
少年は同様に疎開している画家の娘である朋音にほのかな想いを寄せる。
そんな折、朋音に手を出そうとしていたアメリカ兵が殺人事件に巻き込まれる。
朋音の犯行であるだろうと推測した究は罪を被ろうとする。
そして、第二・第三と事件が起こっていくのだが
ひた隠しにされた想いは最後まで隠されたままで終われるのだろうか・・・。
そしてここに完全恋愛が完成する。



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