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カテゴリー「瀬尾まいこ」の6件の記事

2009年1月29日 (木)

強運の持ち主(瀬尾まいこ)

強運の持ち主 Book 強運の持ち主

著者:瀬尾 まいこ
販売元:文芸春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「ニベア」
「ファミリーセンター」
「おしまい予言」
「強運の持ち主」

占いの短編4編。

瀬尾さんらしい雰囲気の出た心地よい短編集でした。

職場の人間関係から脱する為、OLから転向して占い師になったルイーズ。

そんなルイーズの所にくる顧客の悩みを占いで
解決?していくような話でした。

世の中にはいろんな人がいて、占いのような助言が必要で
生活が変わっていく人もいるんだろうなと感じさせる。

私自身、占いは朝のニュースのものを見るぐらい。
特に信じるでも、信じないでもないがやはり1位とか言われると
ちょっとうれしかったりする。

この本では結局占いというのは
ポンと背中を押すだけで、結局は自分で行動しないと
いけないということ言ってるんだと思う。

そして、占い師であるルイーズ自身も
やっと動き始めたというところかな。。。

2009年1月 7日 (水)

優しい音楽(瀬尾まいこ)

優しい音楽 (双葉文庫 せ 8-1) (双葉文庫) Book 優しい音楽 (双葉文庫 せ 8-1) (双葉文庫)

著者:瀬尾 まいこ
販売元:双葉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「優しい音楽」
「タイムラグ」
「がらくた効果」

以上3編の短編集。

瀬尾さんのゆったりとした時間が流れる
ちょっと不思議なシチュエーションの短編集。

どことなく様子がおかしい千波と僕の出会いからその恋愛。
不倫相手の子供を預からされて、ちょっとどまどう深雪。
ホームレスの佐々木さんを家につれて帰ってくるという話。

どの話にしても、とても穏やかに時が流れる。
正月明けのゆったりとした時間にはとてもぴったりとはまった感じ。

この中では「優しい音楽」が好きかな~。

この主人公の男の子の懐の深さというか
動じないで淡々と進んでいくさまがとても好感がもてたな。

自分とは対極にいそうな人だったからね。

2008年12月25日 (木)

図書館の神様(瀬尾まいこ)

図書館の神様 Book 図書館の神様

著者:瀬尾 まいこ
販売元:マガジンハウス
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主人公「清」は清く正しく生きてきた。
その事件が起こるまでは・・・。

新任講師になった清は文芸部の顧問となる。
そこで出合った垣内くんとのなんとも言えない日々。

緩やかに流れる時間の中で
少しづつ心の傷と向き合っていったのだろう。

ムリに傷を癒すのではなく、
自然体で心が癒えていくのが瀬尾さんらしい。

やっぱり人間てこういうことなんだろう。

寒い冬に心温まった良い作品でした。

文芸部だけあって文学が出てくるのだが
ちょっと読みたくなるような登場の仕方をする。

これは狙いなんだろうな。
国語教師としてのお勧めというところでしょうか。

2008年12月16日 (火)

温室デイズ(瀬尾まいこ)

温室デイズ Book 温室デイズ

著者:瀬尾 まいこ
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

教育の現場は今、本当にこうなのだろうか・・・。

私の娘は来年小学生になる。その6年後には中学生になる。
そして今から不安になる。

淡々とした文章の中に、ひどく残酷な物語が展開されている。

いじめがテーマではあるのだが、
主人公のみちるはいじめに耐えることで一人戦っている。

教師も、周りも逃げることを良しとしている。

そんな戦おうとしている子を見て
大人の私はどう対応したらよいのだろう・・・。

非常に身につまされる話ではあった。

2008年11月 5日 (水)

幸福な食卓(瀬尾まいこ)

幸福な食卓 (講談社文庫 (せ13-1)) Book 幸福な食卓 (講談社文庫 (せ13-1))

著者:瀬尾 まいこ
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「幸福な朝食」
「バイブル」
「救世主」
「プレゼントの効用」

ふわふわと軽い感じの中に、
妙に考えさせられる出来事が起こる。

「父さんは今日で父さんを辞めようと思う」
なーんて始まるのだからびっくりする。

私:佐和子を中心に物語りは進んでいくのだが
父も母も兄(直ちゃん)も独特の雰囲気を持っている。

適度に浅く話を作っているお陰で
読者の踏み込む領域が作りこまれている。

自分で考え、自分で理解していく感じが心地よい。

サブキャラも皆さんすごい良い。
兄の恋人のヨシコさんなんてインパクトありすぎ。

もちろん大浦勉学君も包み込むような優しさがあふれている。

読後、とっても悲しいはずなのに
とっても安らいだ気分になれる本でした。

2008年7月14日 (月)

戸村飯店青春100連発(瀬尾まいこ)

戸村飯店青春100連発 Book 戸村飯店青春100連発

著者:瀬尾 まいこ
販売元:理論社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Re-bornの「ゴーストライター」が第一章に当たる青春長編小説。

瀬尾まいこは気になりつつも読んだことがなかったので
「ゴーストライター」つながりで読んでみました。

そうしたらどうでしょう。この本なかなか面白かったですよ。

心地よい言葉のノリが絶妙でした。

時折、ニヤリと笑ってしまったりして
電車の中で読みつつちょっと恥ずかしかったかも。

戸村飯店の息子2人の物語が交互に続きます。
兄ヘイスケは皆からエエカッコシイと見られてる。
弟コウスケは皆から愛されている典型的な関西人。

高校卒業と同時に兄は東京へ旅立っていく。
残された弟は卒業後、店を継ぐことを覚悟し、高校生活を満喫する。

何気ない日常しか描かれていない。
大事件も、小事件も起こらない。

それでもこの話は楽しませてくれた。
兄弟のそれぞれの視点がリアルな日常を描いてくれていた。

そして読み終わったときにスッキリとした気分になっていた。

もし私に弟(あるいは兄でも良いがどちらかというと
私はヘイスケタイプだと自認している)が居たらどうなっていただろう?

あ~青春時代よ。もう一度。