2009年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

カテゴリー「角田光代」の11件の記事

2009年5月 1日 (金)

くまちゃん(角田光代)

くまちゃん Book くまちゃん

著者:角田 光代
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「くまちゃん」
「アイドル」
「勝負恋愛」
「こうもり」
「浮き草」
「光の子」
「乙女相談室」

以上6編の恋愛の連鎖が起こる短編集。

主人公がバトンを受け渡すように
振られ役?を交代していく連作集。

恋愛にのめりこんで行く様子と
冷めていく様子が交互にやってくる。

比較的高年齢な恋愛模様が描かれているのだが
私ももう一度恋の花を咲かせてみたい・・・。

振られてもいいのです。
その時の高揚感のようなものが得たいだけなんです。
だから片思いでも良かったりする・・・。

それは贅沢というものでしょうか。

2009年2月 6日 (金)

三面記事小説(角田光代)

三面記事小説 Book 三面記事小説

著者:角田 光代
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「愛の巣」
「ゆうべの花火」
「彼方の城」
「永遠の花園」
「赤い筆箱」
「光の川」

現実の三面記事を扉に配置して、
それぞれフィクションに仕上げた6編の短編集。

どの話も聞いたことのある事件でありながら
普段目にする事件の表側ではなくて
裏側というか内実が描かれている。

本当にありそうで、背筋がゾクゾクする感覚を覚える。

そして三面記事を野次馬的に読み流して
勝手に裏で想像する世界を目の当たりにする。

あー怖い。

2009年1月21日 (水)

森に眠る魚(角田光代)

森に眠る魚 Book 森に眠る魚

著者:角田 光代
販売元:双葉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

読み終わった感想は「怖い」の一言である。
ある意味ホラーを超えている。
どこか背筋に寒いものを感じながら読んでしまった。

話としては、子供をもつ親たちがママ友として出会い
仲良くなっていき、教育に関する強迫観念から
徐々に裏の姿を現していくといったような話。

ウチも現在は幼稚園の子供がいるが
こんな戦いが行われているとすると・・・。

実体験しているわけではないが、これがリアリティ
なのだろう。間違いないだろうと感じさせる展開。

読む人は気をつけてください。
特に幼稚園前の子供を持つ母親は読まないほうが無難なのかもしれない・・・。

そして勘ぐって読むと
角田さんはこういう経験をしてるんじゃないの?
取材だけじゃこうもリアルには語れないんじゃないのか?

2008年11月 4日 (火)

三月の招待状(角田光代)

三月の招待状 Book 三月の招待状

著者:角田光代
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

三月に届いた招待状は交際15年、結婚3年目にして
新たな門出として正道と裕美子が離婚式を行うというものだった。

正道・裕美子を含めて大学時代の友人充留・麻美、そして宇田男の五人が
離婚式で再会してから過ごす一年間の話。

なんだかこの人々はちょっと年寄りな感じを受ける
実際の年齢としては私の方が上なのだが
どこか年寄りじみたところを感じる。

それは私が現実を直視できていないのかもしれないが
もっと明るく生きていても良いのではないだろうか?

みんながみんな悩んでいる姿を見ると
ちょっと淋しくなってしまうんだよな~。

自信を持って毎日過ごしてると思い込んでいる自分が
ちょっと見誤っているんじゃないかと不安になってしまった。

まぁなんにしても変わりたいと願うのは良いことだと思うし
フンギリをつける勇気とかにも賛同ができる。

論語でも三十にして立つわけですから
結構的を得てるのかも・・・。

2008年6月17日 (火)

八日目の蝉(角田光代)

八日目の蝉 Book 八日目の蝉

著者:角田 光代
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

あんまり読む気はなかったんだと思う。

眞鍋かをりがブログで読んだと書いていて
ふと読んでみようかと。

眞鍋自身も爆笑問題の太田の勧めで読んだらしい。

そんなやる気のない気分を一気に吹き飛ばしてくれた。

不倫相手の子供を下ろした直後に正妻に子供ができた。
一目見ようとアパートに忍び込んだ主人公野々宮希和子。

そこでも見たものは泣いている赤ちゃんだった。
思わず抱きかかえて逃走を始める。そして薫と名づける。

この逃走劇が第1章。そして第2章に移ると
その当時赤ちゃんだった薫は恵理奈に戻り
自分の存在に無関心で生きてきた・・・そして転機。

希和子は常に母であろうとした。
そして子供との生活を守ろうとした。

私は男性であり、母性というものは多分持ち合わせていない。
(子供を愛する気持ちは多分父性なのだろうと思う)

でも、この本を読んでいて母性とは何たるかの
一端を勝手に理解できたと思い込んでいる。

こういう女性の心境のようなものを書かせたら
読み込んでしまうな~。

もちろん自分の考えではありえないことも多いのだが・・・。

予想外に面白かったというのが正直なところか。

自分を見失った時に読み返してみるのも良いかも。

2008年1月17日 (木)

マザコン(角田光代)

マザコン Book マザコン

著者:角田 光代
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「空を蹴る」
「雨をわたる」
「鳥を運ぶ」
「パセリと温泉」
「マザコン」
「ふたり暮らし」
「クライ、ベイビイ、クライ」
「初恋ツアー」

母にまつわる8編の短編集。

それぞれに個性的な母たち。
角田光代の母はこの短編の執筆中になくなられたらしい。

自分の中での母とはなんだろうと考えた・・・

自分だけが見ている母は
父が見ている母(妻)とは違うだろうし
妻が見ている母(義母)とは違うだろうし
娘が見ている母(祖母)とも違う。

たぶん自分だけに見えている印象があるんだろう。
これからはもっともっと母を大事にせねば。

マザコンなんて題名から想像するに
ネチャネチャとした粘着質なドラマかと思ったが
もっと重い話だったな~。

私のお気に入りは「クライ、ベイビイ、クライ」
どう転んでも息子を信じていることになる賭け。

母は私を無条件に信じてくれるんだろうか?

2008年1月11日 (金)

ドラママチ(角田光代)

ドラママチ Book ドラママチ

著者:角田 光代
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

女が町を舞台に待つをテーマかな?
以下8編の短編集。

「コドモマチ」
「ヤルキマチ」
「ワタシマチ」
「ツウカマチ」
「ゴールマチ」
「ドラママチ」
「ワカレマチ」
「ショウカマチ」

町も中央沿線の西荻だったり
高円寺だったりと馴染みの駅たち。
(昔阿佐ヶ谷近辺に住んでたもので・・・)
そこにひっそりとある喫茶店たち。

女はそれぞれに自分が変わるのを待っている。

今の時代、ドトールがあり、スタバがあり
コーヒーといえばテイクアウトが主流になっていて
落ち着いて腰をすえるような所謂喫茶店が減っているような気がする。

そんな変わらない喫茶店で様々なドラマがある。
それは人から見たらたいしたことではないのかもしれない・・・。

2008年1月 7日 (月)

薄闇シルエット(角田光代)

薄闇シルエット Book 薄闇シルエット

著者:角田 光代
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

あけましてあめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

9連休というお正月休みで
本を読めるかな?とっも思っていたが
結局は酒に飲まれて・・・・

そんな中でも読み終わったのが
薄闇シルエット。

「ホームメイドケーキ」
「月とハンカチ」
「薄闇シルエット」
「ホームメイドケーキ、ふたたび」
「記憶の絵本」
「ウェディングケーキ」
「空に星、窓に灯」

章毎にタイトルはついているものの
長編の小説ですね。

古着屋を共同経営しているハナとチサト。

チサトは前に進むために新しい事業に乗り出す。
元カレタケダくんは結婚を決めてしまう。

次第にハナはあせりを感じるように・・・。

人生に惑いながらハナは自分の道を進む。

結局こうしたことが人生なんだろうな?と思った。
もう私も今年で36歳になろうとしている。

自分なりを見つけられればいいな。
今年の目標にでもしますか。

2007年12月18日 (火)

ロック母(角田光代)

ロック母 Book ロック母

著者:角田 光代
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「ゆうべの神様」
「緑の鼠の糞」
「爆竹夜」
「カノジョ」
「ロック母」
「父のボール 」
「イリの結婚式」

随分と長いレンジ(15年ほど)の短編集である。
「ゆうべの神様」は芥川賞の候補になり
「ロック母」は川端康成賞を受賞した。

これが一つの単行本として作られたのだが
何をもって集められた本なのか悩んだ。

やはり憎悪だろうか?
装丁も真っ黒だしね。

人がそれぞれに憎悪を抱いていた。
村に。親に。故郷に。そして人種だったり。

それは憎しみだけに終わらず、
次の愛のステップだったりするんだろうな。

2007年11月 7日 (水)

予定日はジミー・ペイジ(角田光代)

予定日はジミー・ペイジ Book 予定日はジミー・ペイジ

著者:角田 光代
販売元:白水社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

角田光代さんが描く妊娠日記(フィクション)。

私は男性で妊娠経験はもちろんないが、
この本は男性にこそ読んで欲しい。

妊娠期間中に不安に感じている妊婦がリアルに描かれている。
これは作家ご本人が未体験とは思えない感じ。

私は子供はいるが、その感じは分からない。
でも、読んでいて出産て大変なんだなと痛感する。

出産の予定日はジミー・ペイジの誕生日。
その日に向けて、妊婦は悩む。夫を巻き込む。

巻き込まれた夫と、10ヶ月の生活を
淡々とではあるが、山あり谷ありの日記になっている。

最後にはじんとする。母の葛藤にバンザイ!

2007年6月12日 (火)

対岸の彼女(角田光代)

対岸の彼女 Book 対岸の彼女

著者:角田 光代
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

もう随分前のこととなるが 2004年下半期の
直木賞を本作が受賞していたようです。

なんとなく表紙から手に取ることはなかったが
読んでみると意外にも引き込まれていった。

ちなみに私は男である。
女性が読めばもっと共感がうずまくのではないだろうか?

もちろんここで詳しくは書かないが、
女の友情のようなものを描いてるのかな?

葵という女性社長(独身)が過ごす
今(小夜子)と過去(ナナコ)との友情?
が交互に描かれていく。

心のゆれる様子が非常にうまいと思った。
こんな風に感じてるんだろうと!

とにかく読んでいないなら読んでみて欲しい。

ラストシーンに対岸ではない
こちらの彼女を見た気がする。