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カテゴリー「森絵都」の5件の記事

2009年2月13日 (金)

架空の球を追う(森絵都)

架空の球を追う Book 架空の球を追う

著者:森 絵都
販売元:文藝春秋
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「架空の球を追う」
「銀座か、あるいは新宿か」
「チェリーブロッサム」
「ハチの巣退治」ハチ退治を命じられて何でも屋に頼むが・・・
「パパイヤと五家宝」婦人の買い物のまねをするが・・・
「夏の森」
「ドバイ@建設中」
「あの角を過ぎたところに」
「二人姉妹」
「太陽のうた」
「彼らが失ったものと失わなかったもの」

以上11編の短編集。

この短編集は様々な国での風景を切り取っている。

かなりバラエティに富んでいるので
人の好みは分かれるだろうけど、
私が好きだったのは
「彼らが失ったものと失わなかったもの」
であった。

なんだか心の隅に暖かいものを残してくれた。

私も私の中で失わない確固たるものが
あればいいなと思う。

2008年7月 7日 (月)

ラン(森絵都)

ラン Book ラン

著者:森 絵都
販売元:理論社
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「越えたくて、会いたくて、私は走りはじめた」
のキャッチに見事にはまった感じ。

主人公の環は不幸な人生を歩んでいた。
両親は10年前に自己で他界。

その後面倒を見てくれた叔母も亡くなられて
天涯孤独の身になってしまっていた。

そこで出会った自転車屋さんと少しづつ打ち解けて行った。
そのご主人も奥様と息子を亡くした不幸の身・・・。

なんかずどーんと暗い話かな~なんて思っていたら
中盤から後半にかけてすっかりやる気が出てくる。

なんだかコブシを握りしめながら応援してしまう。
そして気づかぬうちに感動していく。

あ~なんかスッキリしたって感じの読後感。

読後に自分も前向きに腹筋をしてしまったりして・・・。

2007年11月26日 (月)

永遠の出口(森絵都)

永遠の出口 Book 永遠の出口

著者:森 絵都
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

森絵都さんについては逆行しているようですが
「風に舞い上がるビニールシート」→「いつかパラソルの下で」
と読んできて読みやすく今回の作品をチョイス。

まぁ文庫というのもありましたが。
(アマゾンは単行本になっていますが・・・)

物語的には紀子が小学高学年から高校卒業まで
描いた淡い青春時代の話。

もうなんていうか自分に当てはまった感覚。
多少のズレはあるものの同じような世代だった。

私は男で、紀子は女という違いはあるものの
その時代の複雑な感情というものが現れている。

永遠という言葉に惑わされる小学生。
永遠という言葉に疑問をもった中学生。
地球にさえも永遠がないと気づかされた高校生。

この小説を読んで少しの間子供だった頃の自分を
思い出してしまった。

なんて鼻タレ小僧だったんだろう?
でも、それがその時の全てだったんだろうな。

2007年10月31日 (水)

いつかパラソルの下で(森絵都)

いつかパラソルの下で Book いつかパラソルの下で

著者:森 絵都
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する



森絵都の描く家族の話。

主人公の野々は厳格な親父から逃げるように
フワフワと生きている。今の自由を感じながら。

突然現れた父の会社の人は死んだ父と関係を持っていたという。
そこで兄と妹と3人で父の過去をさぐっていく。
彼の故郷の佐渡に答えを求めて。

私は父の過去を知らないで生きている。
本当に近いはずなのに。知らないことが多すぎる。

家族を知ることで自分を知ることにもなるのだな。
なんかこの小説を読んで切ない気分になった。

ココロが暖まりそうな話しなのに。
自分が近づいていない部分を感じたから・・・。

自分にあてはめて考えた。
「いつかパラソルの下で」そんな風に思う。

2007年7月 2日 (月)

風に舞いあがるビニールシート(森絵都)

風に舞いあがるビニールシート Book 風に舞いあがるビニールシート

著者:森 絵都
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「器を探して」
「犬の散歩」
「守護神」
「鐘の音」
「ジェネレーションX」
「風に舞いあがるビニールシート」

の6つの短編集。

それぞれの主人公は大事なものをもっている。
その大事なものに対する愛情がいろんな形で表されている。

どれを読んでもうまいと思うが、
私は
「鐘の音」
「ジェネレーションX」
の2作が非常に良かったと思う。

読んだ後の余韻見たいなものが
凄く心地よく感じられた。

自分に取っての大事なこととはなんだろう?
果たしてここまで大事だったことがあるだろうか?
じっくりと考えてみたい。