「東京に門前払いをくらった彼女のために」
「恋するカレン・みちのく純情篇」
「マイ・フェア・ボーイ」
「走れ!東上線ターボ」
「洗いざらしの幸運」
「4時間17分目のセカンドサーブ」
「君の名は、ルイージ」
「僕と少女とブルーベリー」
「さらば愛しき牛丼」
「黄昏のイエロー・サブマリン」
「人生で大事なものは(けっこう)ホイチョイに教わった」
「ザイオンの鉄のライオン」
以上12編の青春短編集。
どうやら作者の自伝的大学時代のよう。
重松清さんは1963年生まれ、私は1972年生まれ。
年齢的には 9歳離れていることになる。
ところが読んでみると意外と「あ~」ということになる。
1981年に18歳だった彼は東京に出てくる。
いろんな感情はあったのだろう。
「マイ・フェア・ボーイ」に現れるように
ちょっと背伸びをしてみる年頃なのだ。
この12編にはいろんな人が出てくる。
現在(2003-2004年当時)には疎遠になっている人がほとんどだ。
それでも過去には確実に存在していたし
その当時はまぎれもなく同時代を過ごしたんだと思う。
それを現在感じる形で表現している。
そこには後悔なんかも含まれている。
でも、
「人生で大事なものは(けっこう)ホイチョイに教わった」
なんかを読んでホッとする自分もいる。
この幸せって今だから分かるんだと思う。
私もきまぐれコンセプトを読んでいた一人だから
この見栄の張り方はなんとなく懐かしいんだよね。
私もそろそろ高校卒業から考えると
20年近くが経過したことになる。
私にとっての1990年代は重松さんにとっての80年代なんだろう。
これからの10年で私は人間的にどれだけ成長し
過去を振り返ることができるのだろう?
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