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カテゴリー「三浦しをん」の7件の記事

2009年7月31日 (金)

神去なあなあ日常(三浦しをん)

神去なあなあ日常 Book 神去なあなあ日常

著者:三浦 しをん
販売元:徳間書店
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この本は高校卒業を間近に進路の決まっていなかった
平野勇気が先生の「決まったぞ」の一言から
神去村へ林業をやりに行くことに・・・

この神去村の人々がかなりいい味を出しています。
かなり変な集団ですが・・・。

ゆったりと流れる時間、山の神々を信じる村人
勇気にとってはどれも未体験ゾーンのことばかり。

大きな事件はないけれど
山火事であったり、48年に一度の祭りだったりと
イベントはしっかりとあって
恋愛モードに突入していく勇気も淡く切ない。

神去の日常を描きながらも、
都会に住む我々に非日常を味わわせてくれる
とても良い本だったと思う。

2008年12月29日 (月)

光(三浦しをん)

光 Book

著者:三浦 しをん
販売元:集英社
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美浜島を突然襲った津波は島を飲み込んだ。
たった5人の島民と1人の観光客を残して・・・。

救助に現れた自衛隊と共に島で後始末をしている
最中に観光客は行方を消す。

そんな衝撃の幕開けから20年後の話。

その当時秘密を共有した信之と美花だったが
20年後はまるで別世界で生活をしていた。

そこに輔と輔の父親が現れたことで
それぞれの運命は交錯して行く。

結構重い話だった。
仏果を得ず以来だということもあり
随分と雰囲気が変わったなぁという印象。

これはこれでドロドロしくて好きなんだけど
最後まで救われないんだよな~。

2008年7月18日 (金)

仏果を得ず(三浦しをん)

仏果を得ず Book 仏果を得ず

著者:三浦 しをん
販売元:双葉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

主人公笹本健は文楽の太夫。1ページ目で銀師匠から
三味線の兎一郎と組むように言われる。

気難しいが、腕は一流の兎一郎と組むことで
次第に健は太夫として成長していくというストーリー。

私は正直文楽というものを知らなかった。

語り(太夫)と三味線と人形が三位一体となって
演目を進めていく人形浄瑠璃の一種らしい。

それでも物語りに引き込まれていく
それは健と兎一郎の成長物語だからかもしれない。

まだまだ未熟な健は全てを文楽にかけるべく
私生活に一切かまわない生活を送っていた。

ラブホテルに住まい、カップラーメンをすする。
芸のことに悩み、巧くなりたいと思い、いつの日かと夢を描く。

そんなにまでのめり込む文楽を一度見てみたいなぁ
と思わせる力がこの作品にはあった気がする。

2008年2月 6日 (水)

風が強く吹いている(三浦しをん)

風が強く吹いている Book 風が強く吹いている

著者:三浦 しをん
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

この本を読んでいてちょっと後悔しました。
もうちょっと早ければ・・・。

今年の正月に読むべきだったと・・・。

あまりにも単純に紹介すると
この話は10人の大学生が箱根駅伝を目指すストーリーである。

かなりムチャですぜ。
という心情だが読み進むうちに・・・

この10人がかなり個性的な面々であり、
愛すべき存在なのですよ。

王子(漫画オタク)
ムサ(黒人留学生:でも陸上は未経験)
ジョータ(双子兄)
ジョージ(双子弟)
神童(田舎出身)
ユキ(司法試験合格)
ニコチャン(ヘビースモーカー)
キング(クイズ王)
カケル(エース:高校時代に問題を起こして陸上を退部)
ハイジ(主将兼影の監督:高校時代に負傷し陸上から遠ざかる)

あ~。この10人についてもっと書きたい気もするが
やはりそこは我慢だな。読んでみてほしい。

どうしてこんな集団が走ることになったのか
そして続けることができたのか。

ただ単純な青春ストーリではないのです。

--------------------------------------
いいか、
過去や評判が走るんじゃない。

いまのきみ自身が走るんだ。
惑わされるな。振り向くな。
もっと強くなれ。
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2007年11月14日 (水)

きみはポラリス(三浦しをん)

きみはポラリス Book きみはポラリス

著者:三浦 しをん
販売元:新潮社
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「永遠に完成しない二通の手紙」
「裏切らないこと」
「私たちがしたこと」
「夜にあふれるもの」
「骨片」
「ペーパークラフト」
「森を歩く」
「優雅な生活」
「春太の毎日」
「冬の一等星」
「永遠につづく手紙の最初の一文」
以上11編の短編集。
まぁ一応は恋愛小説関連でしょう。

結構イロイロな形の恋愛小説なので、
これぞ恋愛!というのではないかもしれません。

ドロッとした作品もあり、のんびり読めるものもあり
なので気負わずに読めるかな。

最初の「永遠に~」はLOVE LETTERで読んでましたね。
だから、最後の「永遠に~」は前日談のような感じでよかった。

あとは「優雅な生活」とかはよかったなぁ~。
ほのぼのというかこういう生活も良いな。

あまり期待せずに良かったのか
楽しめました~。

2007年5月11日 (金)

まほろ駅前多田便利軒(三浦しをん)

まほろ駅前多田便利軒 Book まほろ駅前多田便利軒

著者:三浦 しをん
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

まほろ駅前で便利屋を営む多田と
そこに転がり込んできた元同級生の行天

なんかこの二人のキャラが良いんですよね。

特に行天が飄々としていてうらやましい。

コダワリがないというのかな。
自在なところとか。そしてそれを受け入れる多田。

便利屋の仕事をしつつ事件やらトラブルに巻き込まれる。
それでもなんとかトラブルを回避しつつ
エンディングを迎える。

これは続きものにする気はないのかな?
結構続きそうな感じだと思うんだけど。

あとは映像化。
イケメンコンビ(扉絵によると)なんて絵になるじゃない。
結構楽しみだったりする。

2007年2月14日 (水)

私が語りはじめた彼は(三浦しをん)

私が語りはじめた彼は Book 私が語りはじめた彼は

著者:三浦 しをん
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

最近伊坂フリークになっていたので
少々離れて三浦しをんさんを。
今更ながら直木賞受賞記念で。

ってじゃあ、受賞作を読めって感じですが
細かいところは気にしないでください。

この本は
村川教授という人物の事を周りの人間が
語っていく6編の連作短編。

妻であり、不倫相手であり、娘であり・・・。
そんな人々はみな、村川を愛している。
村川から愛されることを望んでいる。

でも、誰も村川を理解することはない。

村川の弟子が最初と最後の短編にでてくるが
「愛ではなく理解してくれ」と妻に訴える。

愛ではなく・・・。
理解してくれ・・・。
重い言葉である。
私にはできるだろうか?
誰かのために、理解することが。

ちょっと胸を締め付けられる気持ちになった。