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2009年7月の7件の記事

2009年7月31日 (金)

神去なあなあ日常(三浦しをん)

神去なあなあ日常 Book 神去なあなあ日常

著者:三浦 しをん
販売元:徳間書店
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この本は高校卒業を間近に進路の決まっていなかった
平野勇気が先生の「決まったぞ」の一言から
神去村へ林業をやりに行くことに・・・

この神去村の人々がかなりいい味を出しています。
かなり変な集団ですが・・・。

ゆったりと流れる時間、山の神々を信じる村人
勇気にとってはどれも未体験ゾーンのことばかり。

大きな事件はないけれど
山火事であったり、48年に一度の祭りだったりと
イベントはしっかりとあって
恋愛モードに突入していく勇気も淡く切ない。

神去の日常を描きながらも、
都会に住む我々に非日常を味わわせてくれる
とても良い本だったと思う。

2009年7月27日 (月)

水の迷宮(石持浅海)

水の迷宮 (光文社文庫) Book 水の迷宮 (光文社文庫)

著者:石持 浅海
販売元:光文社
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水族館を舞台にしたミステリー。

3年前に水族館で死んだ片山の命日に水族館で
次々と起こる水槽への異物混入。

辛うじて?被害は最小限に抑えられていたが
犯人の目的は?正体は?

水族館という美しく幻想的な世界で
探偵役の深澤の論理的な推理が冴える。

石持さんらしい作品だったと思います。

そして興味深いことにこの探偵の深澤くんは
実はあの座間味くんなのでは?という推測ができるところです。

真実は闇の中だが
読者として楽しむ分には何の問題もないと思います。

2009年7月21日 (火)

モサ(山崎ナオコーラ/絵:荒井良二)

モサ (ダ・ヴィンチブックス) Book モサ (ダ・ヴィンチブックス)

著者:山崎ナオコーラ/荒井良二
販売元:メディアファクトリー
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山崎ナオコーラのファンタジー絵本。
荒井良二の絵がナイスマッチしているかんじでした。

カルガリ一家の長男モサは妹のミサほどできが良くない。
そんなモサが通う天文台に少女が落ちてきた!

そんなモサが生きていくために天文台で働いて
少女と暮らすことを決意する。

ちょっと泣けてしまうストーリーである。

家族とモサ。天体観測士ホシヨミさんとモサ。
ハリネズミのハリとモサ。

モサとその周囲の関係性が危ういからこそ
生きていることが実感できるのかもしれない。

荒井良二の絵がまたよい雰囲気を醸し出しています。

2009年7月10日 (金)

向日葵の咲かない夏(道尾秀介)

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫) Book 向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

著者:道尾 秀介
販売元:新潮社
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僕(ミチオ)はS君の家にプリントを届けに行った。
そこで僕が見たものはS君が首をつっている死体だった・・・

しかしその死体は消えてしまった。

S君は自殺だったのか?殺されたのか?
謎は深まるばかり・・・。

道尾秀介の2作目の文庫ですが
かなり売れ行きが好調なようで、17刷を数えてる(2009年6月15日)。

この本はかなり好き嫌いが分かれるかもしれない。
暗い内容がどっと押し寄せてくる。

怖いもの見たさ(読みたさ)で読んでみるのも良いと思う。

これからも既刊本を読んでいきたいなと思わせられた。

2009年7月 8日 (水)

オニロック(中村航)

オニロック Book オニロック

著者:中村航
販売元:ジャイブ
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鬼ヶ島からやってきたオニの大木隼人くんの物語。
イラストはいつものコンビの宮尾和孝さんが描いている。

この大人の絵本は非常に短時間で読みきれるのだが
心に温かさを残してくれた。

大木君が最後の舞台に思うこと
これは人間でもオニでも共通の意識なのだろう。

きりこについてに似ているような印象を受けて
自分のあり方というものを考えさせられるような一冊であった。

なんといっても
イラストのオニは可愛らしいし、
オニが書く手紙の内容も可愛らしかった。

大人が子供に読み聞かせても良いような
そんなハートウオーミングストーリーでもあった。

2009年7月 6日 (月)

楽園(宮部みゆき)

楽園〈上〉 Book 楽園〈上〉

著者:宮部 みゆき
販売元:文藝春秋
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楽園 下 Book 楽園 下

著者:宮部 みゆき
販売元:文藝春秋
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模倣犯で活躍した前畑滋子がその後どのように
生活していたかが垣間見える作品です。

そういう意味では模倣犯を読んでいて良かった。

前畑さんの最後の苦悩を忘れかけていましたから・・・。

今回はあの9年前の事件以来、
前畑さんが事件を避けるようにライターを続けていたが
奇妙な調査・取材の依頼が持ち込まれた。

事故死した少年が描いていた絵が予知能力によって
描かれたのではないかという疑念の解明の依頼だった。

少年が死んだ後に発覚した両親による長女殺害事件の
様子を描いたと思われる一枚の絵から
前畑さんが取材を続けていくと
奇妙な事実が浮かび上がってくる・・・。

さすが宮部さんというべきか
上下750ページの本を一気に読ませる。

前畑シリーズは今後も続くのだろうか・・・

2009年7月 1日 (水)

模倣犯(宮部みゆき)【再読】

模倣犯1 (新潮文庫) 模倣犯2 (新潮文庫) 模倣犯3 (新潮文庫) 模倣犯〈4〉 (新潮文庫) 模倣犯〈5〉 (新潮文庫)

楽園を手に入れたので模倣犯を引っ張り出して再読してみました。

文庫なら良かったのですが、単行本だったためもあり
なかなか進まなかった・・・。

というよりも読んでる間に肩が凝ってしまいました。
それほどの重量感でしたね。

懐かしいような、新鮮なような気持ちが入り混じってました。
やはり細部については覚えてなかったのですが
きっと覚えてなくても影響がなかったのでしょう。

だから今回読んだときには
ちょっと長すぎるかなという印象です。

それでも宮部さんの物語には人を引き付ける
ものがあるのだというのも実感です。
二度目なのに面白く読めてしまうのがスゴイ。

さてこれでようやく楽園が読めるというものです。

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