あおい(西加奈子)
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あおい (小学館文庫) 著者:西 加奈子 |
「あおい」
「サムのこと」
「空心町深夜2時」
西加奈子のデビュー作。
なんともフワフワ感の漂う感じが良いと思う。
特に「あおい」が良かったかな。
劇的なことなんかなくても良い。
日常なんてなくても良い。
そこにあるものをありのままに
受け取るってことなのかもしれない。
こうなってくると大ヒット作の「さくら」を
読まないといけないんだろうな。
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あおい (小学館文庫) 著者:西 加奈子 |
「あおい」
「サムのこと」
「空心町深夜2時」
西加奈子のデビュー作。
なんともフワフワ感の漂う感じが良いと思う。
特に「あおい」が良かったかな。
劇的なことなんかなくても良い。
日常なんてなくても良い。
そこにあるものをありのままに
受け取るってことなのかもしれない。
こうなってくると大ヒット作の「さくら」を
読まないといけないんだろうな。
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龍神の雨 著者:道尾 秀介 |
道尾さんの最新刊。
なんだかオドロオドロした雰囲気をかもし出した
扉絵ではありましたが、なかなかのサスペンスでした。
二組の似たような境遇の兄弟(妹)の運命が
すれ違い、交錯していく。
雨は題名にあるとおり、
そして章節毎のサブタイトルがまた
この物語をリードする重要な要素となっている。
次第に物語りに引き込まれていくと
ミスリードされていることになかなか気づかない。
そしてようやく最後になって
全容が明らかになっていったのです・・・。
なんだか事件の終わりの静かな閉幕は
物悲しくもありました。
是非読んでもらいたいなと・・・。
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まっすぐ進め 著者:石持 浅海 |
「ふたつの時計」
「ワイン合戦」
「いるべき場所」
「晴れた日の傘」
「まっすぐ進め」
以上5編の連作短編集。
直幸という小柄な青年が、秋という美少女を
書店で発見するとことから物語は始まる。
日常的な小さな謎を解き明かしていくのが
直幸という青年。
まっすぐな心でまっすぐ進む青年は
論理的な思考の持ち主。
ちょっと憧れてしまうくらい
冷静で分析的な人なんだよね。
日常的といいながらも
ちょっと犯罪めいていたりして
ミステリとしても十分楽しめる。
やっぱりこの人の本はスキかもしれない。
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訪問者 著者:恩田 陸 |
湖畔に佇む洋館に亡くなった映画監督の取材に
記者とカメラマンがやってくるところから物語りは始まる。
この設定からしてかなりミステリー要素が満載である。
館モノであり、湖畔モノであり
しかも亡くなった映画監督にまつわる数々の謎が
徐々に明らかにされていく・・・。
「訪問者に気を付けろ」という不気味な
手紙が届き、疑われる記者。
さらに登場する訪問者。
訪問者は誰なのか?
事故なのか?
殺人なのか?
ラストに向けて話は転がっていく・・・。
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煉獄の使徒〈上〉 著者:馳 星周 |
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煉獄の使徒〈下〉 著者:馳 星周 |
上下巻で1200ページ弱の迫力のある犯罪小説。
元になっているのはオウム真理教による数々の事件である。
もちろんフィクションなので元になってはいるが事実ではない。
それでも読んでいる間中オウムの姿がチラチラと頭をよぎっていた。
これはもしかすると事実なのかもしれないという錯覚にとらわれる。
登場する人物達もかつてのオウム信者を髣髴とさせる。
警察機構の胡散臭さも・・・
とにかくこの1200ページに収められた物語は
読んだ後に色々な疑念を湧かせるには十分な内容になっている。
1200ページとは思えないようなスピード感が
全編に渡っており、読むのに苦労はしない。
苦労するのは下巻を手に持っている時の
重さだけである・・・。
まぁ何にしても読んでみる価値はあるのではないだろうか?
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アイルランドの薔薇 (光文社文庫) 著者:石持 浅海 |
石持さんのデビュー作。
南アイルランドの湖畔のホテルで
北アイルランドの武装勢力の幹部が殺された。
和平交渉に向けて
元々殺し屋を雇って事故死に見せかけて殺すはずが、
その直前で何者かに殺されてしまった・・・。
同じホテルに偶然居合わせた
日本人化学者のフジが謎を読み解いていく。
後半で謎がするすると解けていく様は
なかなかのものでした。
やっぱりこういう謎解きを読んでると
気持ちがすっきりするなぁ・・・
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欲情の作法 著者:渡辺 淳一 |
売れているということもあって一応読んでみることに。
題名からしてかなり妖しい本ではあると思っていたが・・・
基本的にはHOWTO本に近い存在なのかなぁ。
恋愛の作法というか、女性と付き合って挿入するまでの
手ほどき本のような体裁になっている。
しかし、それにしても
この本は女性蔑視とかで怒られないですかね?
それぐらいの内容です。
個人的には、??が続くような内容だったのですが
この売れている勢いを見るとなんだか日本男子が情けないな・・・。
とかいいながら、その昔ポパイとかの恋愛特集を
食い入るようにみていた自分を思い出す・・・。
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さよなら、愛しい人 著者:レイモンド・チャンドラー |
「ロング・グッドバイ」に続いてのチャンドラーの村上春樹訳。
世間では1Q84が品切れ状態のようですが・・・。
私はゆったりとこちらを読んでみました。
全体を通してはハードボイルド感が漂っていますが
「ロング・グッドバイ」の方がカッコ良かったかな・・・。
会話のやりとりなどはシャレていて
なかなか良かったのですが
村上春樹自身が指摘しているようにチャンドラーが
描写をややこしくしているのかもしれません・・・。
それでも名作と呼ばれるものを
村上春樹訳で読むというのに最近なれてきたせいか、
楽しんで読めました。
今後も増えていくと思われる翻訳ものを
順次呼んでいくことで時代を感じるのかもしれません・・・。
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ステップ 著者:重松 清 |
「ケロ先生」
「ライカでハロー・グッドバイ」
「あじさい」
「キュウリの馬に乗って」
「サンタ・グランパ」
「彼岸過迄」
「バトン」
「ホップ、ステップ」
「ジャンプ」
以上9編の連作短編集。
娘が1歳半の時に妻はなくなった。
少しのロマンスを感じさせながらも男手一つで
娘を一生懸命育てる夫のものがたり。
娘を持つ父としては
この話は泣けるんだろうな・・・と思っていたら
案の定泣きましたよ。
泣き所は、父と娘ではなかったのですが
義父の一言が胸に刺さったんですよ。
だから、自然と涙が流れました。
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背の眼〈上〉 (幻冬舎文庫) 著者:道尾 秀介 |
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背の眼〈下〉 (幻冬舎文庫) 著者:道尾 秀介 |
新刊が出る前に道尾さんの過去の本を読んでおこうと
思っていたのに新刊が平積みされてました・・・。
手元にもうあったので、こちらから読むことに。
デビュー作で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞の本作。
読み進めていくと、どうやらホラーというより
ミステリの要素が強かったような気がします。
上下二冊と言うこともあり、少々長く感じます。
それでも解明されていく謎が心地よい。
全体を通してデビュー作ということを考えれば
すばらしい出だしだったのではないでしょうか。
うーん。新刊を読むべきか。。
それとも向日葵を読むべきか・・・。悩む。
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きりこについて 著者:西 加奈子 |
これはぶすなきりこと賢い黒猫ラムセス2世の物語である。
「ぶす」な女の子きりこは両親に「かわいい、かわいい」と育てられた。
そんなきりこは自分をぶすだと思ったことはなかった。
そんなきりこに初恋の男の子は「ぶす」と言い放った。
ラムセス2世は猫にとってのきりこのすばらしさについて語る。
価値観というものが、人それぞれ違うものであり
自分はありのままの自分でいいんだということを感じる。
読後は爽やかな開放感に浸される。
私もありのままの自分でいること
他人の価値観に振り回されずに生きていくこと
そして猫を「賢いね」と褒めてやること
こんなことを胸に刻みながら読み終えた。
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