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2009年5月の11件の記事

2009年5月29日 (金)

男と点と線(山崎ナオコーラ)

男と点と線 Book 男と点と線

著者:山崎ナオコーラ
販売元:新潮社
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「慧眼」
「スカートのすそをふんで歩く女」
「邂逅」
「膨脹する話」
「男と点と線」
「物語の完結」

以上6編の短編集。

この短編集は世界各国での男と女の恋愛とは一括りにできない
関係性みたいなものが描かれているようです。

「慧眼」のような長年連れ添った上での関係や
「スカートのすそをふんで歩く女」のような微妙な男女関係
(この場合男女関係と呼んでいいものかどうかは・・・)

そして究極の愛なのだろうか?
「男と点と線」は納得してしまった。

どれも男女関係と呼ぶよりも人間関係と
呼ぶにふさわしいような気もする。

この人の微妙なバランスが心に心地よい。

2009年5月27日 (水)

そろそろ最後の恋がしたい-ももさくら日記-(唯川恵)

そろそろ最後の恋がしたい―ももさくら日記 Book そろそろ最後の恋がしたい―ももさくら日記

著者:桜沢 エリカ,唯川 恵
販売元:角川春樹事務所
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森見さんの書簡の後は、唯川さんの日記。
そこに桜沢エリカさんの絵が加わるのです。

こちらは28歳、女性編集者桃子の日記。
仕事が充実しているが、恋もしたい
そんな女心を日記でつづる。

男性にとって女性の日記とは神秘なるものかもしれない。
実際に読む機会に恵まれることは少ない。

そんな少ないチャンスを私はものにしたことがある。

大学時代の頃、年上の彼女は卒業旅行に旅立った。

それは1ヶ月もの間の旅行だったのだが
旅から帰った彼女は日記の抜粋を私にくれた。

そこに綴られた思いというのは
すごくうれしかった記憶がある。

そしてこの日記の抜粋は今でも
実家の押入れに仕舞いこまれている(はず)・・・

2009年5月25日 (月)

恋文の技術(森見登美彦)

恋文の技術 Book 恋文の技術

著者:森見 登美彦
販売元:ポプラ社
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書簡体形式の本ということで
全編お手紙です。

しかも主人公?である守田一郎からの一方通行。
もちろん返事は返ってきているのだが
それらは記されていない。

それにも関わらずやりとりが思い浮かんでしまう。

かなり想像力を鍛えられる本です。

守田一郎は一人と文通しているわけでもなく
友人、先輩、家庭教師教師をしていた子供、妹、森見登美彦
などと文通をしているのだが、その文通を通して
恋文の技術を学んで恋文代筆のベンチャー企業を立ち上げる
なんて妄想を繰り広げています。

しかし、このなぞめいた書簡集だけで
物語が成り立ってしまっているのが面白い。

事件という事件も起きないのに
なんだか一つの物語として成立しています。

是非どうぞ。

2009年5月22日 (金)

極北クレイマー(海堂尊)

極北クレイマー Book 極北クレイマー

著者:海堂 尊
販売元:朝日新聞出版
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こちらはバチスタシリーズではないので
桜宮市が舞台ではありませんが
どうもこれから極北市もシリーズ化するのかな?
と思わせるような感じを受けました。

白鳥は会話の端々に影を感じさせる程度に
終わっていますが姫宮がキッチリ登場します。

それからジェネラルルージュも電話の相手として登場。

海堂ファンにとっては小細工が効いています。

スピンオフ映画でも狙ってるのかしら?

2009年5月20日 (水)

三匹のおっさん(有川浩)

三匹のおっさん Book 三匹のおっさん

著者:有川 浩
販売元:文藝春秋
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キヨさん、シゲさん、ノリさんという3人のジジイが
ジジイ扱いされるのは嫌だと思って、おっさん扱いを望んでいる。

昔からの幼馴染は三匹の悪がきから三匹のおっさんへ。
そして還暦を迎えたキヨさんをはじめ3匹は
町の問題を解決すべく活躍する。

なんだかこういうおっさん(じいさん)になら
なってみたいなぁと思わせるような話でした。

どことなく「夜を守る」的な雰囲気があります。

そして、微妙なラブコメも挿入されている辺りが
有川さんらしいとこころかな・・。

2009年5月18日 (月)

とける、とろける(唯川恵)

とける、とろける Book とける、とろける

著者:唯川 恵
販売元:新潮社
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「来訪者」
「みんな半分ずつ」
「写真の夫」
「契り」
「永遠の片割れ」
「スイッチ」
「浅間情話」
「白い顔」
「夜の舌先」

とろけるような恋愛短編が9編。

女性作家による濃厚なラブシーンが
ちょっと衝撃でもありました。

男としては、うらやましくなるような短編もあり
背筋が凍るような短編もあった。

でも、根本に流れるのは女の欲求なのかも・・・。

私の経験では、この小説のようなピッタリフィットする性器に
出会ってないのかもしれないな。
でも、出会いたいような出会いたくないような・・・

2009年5月14日 (木)

君が降る日(島本理生)

君が降る日 Book 君が降る日

著者:島本 理生
販売元:幻冬舎
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「君が降る日」
「冬の動物園」
「野ばら」

以上3編の中短編。

表題作は事故で亡くなった恋人に対する想いというものが
しっとりと描かれている。

意外と激情とかそういうものってないんだろうなと思わせる。
そんな時間のゆったりとした回復がせつなさを増している。

読んでいると穏やかな気分になれるような
そんな感じを毎回島本さんの小説には感じる。

だからかな、終わりたくないような
もっとこの先を続けて読みたいような気分になっちゃうんだよね。

そしてちょっと切なさを感じたい夜にぴったりとはまる。

2009年5月12日 (火)

カソウスキの行方(津村記久子)

カソウスキの行方 Book カソウスキの行方

著者:津村 記久子
販売元:講談社
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「カソウスキの行方」
「Everyday I Write A Book」
「花婿のハムラビ法典」

以上三作の短編集。

最初カソウスキってなんだろうか?と思っていたが
そういうことだったのか・・・。

特に最初から知っていても物語の展開に
問題はないと思われるので・・・

カソウスキ=仮想好き
ということらしい。

そう相手のことを仮想的に好きになって
自分に言い聞かせてみるってタイプの子だったのです。

発想的には面白いというか女子的発想だな。
男子はそういうこと考えないと思うんだけどどうかな?

「花婿のハムラビ法典」が面白いのは
遅刻などのポイント制による復讐?

なんか、三作とも今の時代を捉えているというか
若者とはこういうものなんだろうと考えさせられる。

そして考えている自分は
年取ったんだなぁと・・・。ちょっと淋しい。

2009年5月11日 (月)

再生(石田衣良)

再生 Book 再生

著者:石田 衣良
販売元:角川グループパブリッシング
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「再生」
「ガラスの目」
「流れる」
「東京地理試験」
「ミツバチの羽音」
「ツルバラの門」
「仕事始め」
「四月の送別会」
「海に立つ人」
「銀のデート」
「火を熾す」
「出発」

以上12編の短編集。

この短編集にはいろんな「再生」が描かれている。

何かを抱えて生きている人にとっての
再生が細やかに描かれている。

一つ一つの話は短いので電車のお供に最適。

そして何かにぶつかって立ち止まったときに
ふと思い出して読んでみるのも良いかもしれません。

そういえば「約束」から5年て事みたいだけど
4年前に読んでたらしいけど、あんまり記憶に残ってないな・・・。
もう一度読んでみますか。

2009年5月 7日 (木)

スターバックス-成功の法則と失敗から得たもの-(テイラー・クラーク/高橋則明訳)

スターバックス 成功の法則と失敗から得たもの Book スターバックス 成功の法則と失敗から得たもの

著者:テイラー・クラーク
販売元:二見書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

元々はスターバックスが隆盛を誇っていた
当時に書かれていたもののようです。

最初の立ち上げから急拡大していく様子
その時の内情などが記されている。

なかなか興味深い内容でした。

そしてここ最近の凋落について最後に触れられています。

スターバックスが日本に登場してから10余年
すっかり定着した感じを受けます。

確かに街角にたつと近くに他のスターバックスを見かけるなぁとか
いろいろと読んだ後には感じることも多いでしょう。

私は喫煙者なので比較的スターバックスを利用することは
少ないのですがこれを読んでる間は行きたくなりました。
※実際にコーヒーを飲みながらこれを読んでいた店はタリーズでした・・・。

2009年5月 1日 (金)

くまちゃん(角田光代)

くまちゃん Book くまちゃん

著者:角田 光代
販売元:新潮社
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「くまちゃん」
「アイドル」
「勝負恋愛」
「こうもり」
「浮き草」
「光の子」
「乙女相談室」

以上6編の恋愛の連鎖が起こる短編集。

主人公がバトンを受け渡すように
振られ役?を交代していく連作集。

恋愛にのめりこんで行く様子と
冷めていく様子が交互にやってくる。

比較的高年齢な恋愛模様が描かれているのだが
私ももう一度恋の花を咲かせてみたい・・・。

振られてもいいのです。
その時の高揚感のようなものが得たいだけなんです。
だから片思いでも良かったりする・・・。

それは贅沢というものでしょうか。

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