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2009年7月10日 (金)

向日葵の咲かない夏(道尾秀介)

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫) Book 向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

著者:道尾 秀介
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

僕(ミチオ)はS君の家にプリントを届けに行った。
そこで僕が見たものはS君が首をつっている死体だった・・・

しかしその死体は消えてしまった。

S君は自殺だったのか?殺されたのか?
謎は深まるばかり・・・。

道尾秀介の2作目の文庫ですが
かなり売れ行きが好調なようで、17刷を数えてる(2009年6月15日)。

この本はかなり好き嫌いが分かれるかもしれない。
暗い内容がどっと押し寄せてくる。

怖いもの見たさ(読みたさ)で読んでみるのも良いと思う。

これからも既刊本を読んでいきたいなと思わせられた。

2009年7月 8日 (水)

オニロック(中村航)

オニロック Book オニロック

著者:中村航
販売元:ジャイブ
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鬼ヶ島からやってきたオニの大木隼人くんの物語。
イラストはいつものコンビの宮尾和孝さんが描いている。

この大人の絵本は非常に短時間で読みきれるのだが
心に温かさを残してくれた。

大木君が最後の舞台に思うこと
これは人間でもオニでも共通の意識なのだろう。

きりこについてに似ているような印象を受けて
自分のあり方というものを考えさせられるような一冊であった。

なんといっても
イラストのオニは可愛らしいし、
オニが書く手紙の内容も可愛らしかった。

大人が子供に読み聞かせても良いような
そんなハートウオーミングストーリーでもあった。

2009年7月 6日 (月)

楽園(宮部みゆき)

楽園〈上〉 Book 楽園〈上〉

著者:宮部 みゆき
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

楽園 下 Book 楽園 下

著者:宮部 みゆき
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

模倣犯で活躍した前畑滋子がその後どのように
生活していたかが垣間見える作品です。

そういう意味では模倣犯を読んでいて良かった。

前畑さんの最後の苦悩を忘れかけていましたから・・・。

今回はあの9年前の事件以来、
前畑さんが事件を避けるようにライターを続けていたが
奇妙な調査・取材の依頼が持ち込まれた。

事故死した少年が描いていた絵が予知能力によって
描かれたのではないかという疑念の解明の依頼だった。

少年が死んだ後に発覚した両親による長女殺害事件の
様子を描いたと思われる一枚の絵から
前畑さんが取材を続けていくと
奇妙な事実が浮かび上がってくる・・・。

さすが宮部さんというべきか
上下750ページの本を一気に読ませる。

前畑シリーズは今後も続くのだろうか・・・

2009年7月 1日 (水)

模倣犯(宮部みゆき)【再読】

模倣犯1 (新潮文庫) 模倣犯2 (新潮文庫) 模倣犯3 (新潮文庫) 模倣犯〈4〉 (新潮文庫) 模倣犯〈5〉 (新潮文庫)

楽園を手に入れたので模倣犯を引っ張り出して再読してみました。

文庫なら良かったのですが、単行本だったためもあり
なかなか進まなかった・・・。

というよりも読んでる間に肩が凝ってしまいました。
それほどの重量感でしたね。

懐かしいような、新鮮なような気持ちが入り混じってました。
やはり細部については覚えてなかったのですが
きっと覚えてなくても影響がなかったのでしょう。

だから今回読んだときには
ちょっと長すぎるかなという印象です。

それでも宮部さんの物語には人を引き付ける
ものがあるのだというのも実感です。
二度目なのに面白く読めてしまうのがスゴイ。

さてこれでようやく楽園が読めるというものです。

2009年6月26日 (金)

あおい(西加奈子)

あおい (小学館文庫) Book あおい (小学館文庫)

著者:西 加奈子
販売元:小学館
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「あおい」
「サムのこと」
「空心町深夜2時」

西加奈子のデビュー作。
なんともフワフワ感の漂う感じが良いと思う。

特に「あおい」が良かったかな。

劇的なことなんかなくても良い。
日常なんてなくても良い。

そこにあるものをありのままに
受け取るってことなのかもしれない。

こうなってくると大ヒット作の「さくら」を
読まないといけないんだろうな。

2009年6月24日 (水)

龍神の雨(道尾秀介)

龍神の雨 Book 龍神の雨

著者:道尾 秀介
販売元:新潮社
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道尾さんの最新刊。
なんだかオドロオドロした雰囲気をかもし出した
扉絵ではありましたが、なかなかのサスペンスでした。

二組の似たような境遇の兄弟(妹)の運命が
すれ違い、交錯していく。

雨は題名にあるとおり、
そして章節毎のサブタイトルがまた
この物語をリードする重要な要素となっている。

次第に物語りに引き込まれていくと
ミスリードされていることになかなか気づかない。

そしてようやく最後になって
全容が明らかになっていったのです・・・。

なんだか事件の終わりの静かな閉幕は
物悲しくもありました。

是非読んでもらいたいなと・・・。

2009年6月22日 (月)

まっすぐ進め(石持浅海)

まっすぐ進め Book まっすぐ進め

著者:石持 浅海
販売元:講談社
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「ふたつの時計」
「ワイン合戦」
「いるべき場所」
「晴れた日の傘」
「まっすぐ進め」

以上5編の連作短編集。

直幸という小柄な青年が、秋という美少女を
書店で発見するとことから物語は始まる。

日常的な小さな謎を解き明かしていくのが
直幸という青年。

まっすぐな心でまっすぐ進む青年は
論理的な思考の持ち主。

ちょっと憧れてしまうくらい
冷静で分析的な人なんだよね。

日常的といいながらも
ちょっと犯罪めいていたりして
ミステリとしても十分楽しめる。

やっぱりこの人の本はスキかもしれない。

2009年6月19日 (金)

訪問者(恩田陸)

訪問者 Book 訪問者

著者:恩田 陸
販売元:祥伝社
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湖畔に佇む洋館に亡くなった映画監督の取材に
記者とカメラマンがやってくるところから物語りは始まる。

この設定からしてかなりミステリー要素が満載である。

館モノであり、湖畔モノであり
しかも亡くなった映画監督にまつわる数々の謎が
徐々に明らかにされていく・・・。

「訪問者に気を付けろ」という不気味な
手紙が届き、疑われる記者。

さらに登場する訪問者。

訪問者は誰なのか?
事故なのか?
殺人なのか?

ラストに向けて話は転がっていく・・・。

2009年6月17日 (水)

煉獄の使徒(馳星周)

煉獄の使徒〈上〉 Book 煉獄の使徒〈上〉

著者:馳 星周
販売元:新潮社
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煉獄の使徒〈下〉 Book 煉獄の使徒〈下〉

著者:馳 星周
販売元:新潮社
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上下巻で1200ページ弱の迫力のある犯罪小説。

元になっているのはオウム真理教による数々の事件である。
もちろんフィクションなので元になってはいるが事実ではない。

それでも読んでいる間中オウムの姿がチラチラと頭をよぎっていた。

これはもしかすると事実なのかもしれないという錯覚にとらわれる。

登場する人物達もかつてのオウム信者を髣髴とさせる。
警察機構の胡散臭さも・・・

とにかくこの1200ページに収められた物語は
読んだ後に色々な疑念を湧かせるには十分な内容になっている。

1200ページとは思えないようなスピード感が
全編に渡っており、読むのに苦労はしない。

苦労するのは下巻を手に持っている時の
重さだけである・・・。

まぁ何にしても読んでみる価値はあるのではないだろうか?

2009年6月12日 (金)

アイルランドの薔薇(石持浅海)

アイルランドの薔薇 (光文社文庫) Book アイルランドの薔薇 (光文社文庫)

著者:石持 浅海
販売元:光文社
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石持さんのデビュー作。
南アイルランドの湖畔のホテルで
北アイルランドの武装勢力の幹部が殺された。

和平交渉に向けて
元々殺し屋を雇って事故死に見せかけて殺すはずが、
その直前で何者かに殺されてしまった・・・。

同じホテルに偶然居合わせた
日本人化学者のフジが謎を読み解いていく。

後半で謎がするすると解けていく様は
なかなかのものでした。

やっぱりこういう謎解きを読んでると
気持ちがすっきりするなぁ・・・

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